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データの入力 |
リストによる入力 |
入力規則の設定 |
ユーザー設定リスト |
データの修正 |
1 データの入力場所 |
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データの入力は、セルまたは数式バーで行います。左図上が数式バー、左図下がセルです。 | |
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(1) セル内での入力
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入力するセルをクリックして、そのままデータを入力します。 ただし、セル内にデータや計算式が既に入力されている場合は、入力開始と同時に前のデータが消去されてしまいますので注意してください。 誤って入力してしまったときは、「Esc」キーか「元に戻す」ボタンを押してください。なお、セルをダブルクリックして入力することもできます。この場合、データがあるときは修正モードになります。 |
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(2) 数式バーでの入力 |
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入力するセルをクリックしてから、「数式バー」をクリックし、データを入力します。 セル内にデータが既に入力されているときは、「数式バー」にその内容が表示されています。 「数式バー」の左にある「=」のマークは「数式の編集」ボタンといい、数式を入力するときに使用するボタンですので数値や文字列だけを入力するときは使用しないで下さい。 |
入力データの種類 | 入力例 | 入 力 方 法 | |
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文字列 | 名古屋市 | 文字列をそのまま入力します。 | |
数値 | 一般の数値 | 123 | 数値をそのまま入力します。 |
最初に0が付くとき | '0123 | 数値の最初に「'(アポストロフィ)」を付けると文字列として認識します。 |
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最後に0が付くとき | 123.00 | 小数点などの場合は、表示形式で桁数・表示方法を指定します。 | |
分数 | '3/4 | 分数の最初に「'(アポストロフィ)」を付けると文字列として認識します。 | |
( )付き数値 | '(5) | 最初に「'(アポストロフィ)」を付けると文字列として認識します。 | |
日付 | 和暦入力 | H13.12.15 | 年の前に元号イニシャル(M、T、S、H)を付けます。 |
西暦入力 | 2001/12/15 | 年月日を「/(スラッシュ)」で区切ります。 | |
時刻 | 24時間入力 | 16:40:15 | 時分秒を「:(コロン)」で区切ります。 |
コメント | セルを右クリックして「コメントの挿入」で入力します。 | ||
数 式 | = 計算式 | 「数式の編集」ボタンをクリックしてから入力します。 | |
シリアル値について Windowsでは、日付は1900年1月1日を1とする経過日数を整数部の数値として、また、時刻は24時間を 1 とした経過時間の割合(午前0時からの経過秒数を24時間の秒数・86400秒で除した数値)を少数部として認識しています。 西暦2000年1月1日の正午をシリアル値で求める計算は次のとおりです。 日付の計算 西暦2000年は西暦1900年から100年経過(365日*100年=36,500日)、この間閏年が26回 36,500+26=36,526日 時刻の計算 正午は、午前0時から12*60*60=43,200秒経過、24時間は、24*60*60=86,400秒 43,200秒/86,400秒=0.5 結 果 36,526+0.5=36,526.5 という数値になります。 |
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1 オートコンプリート |
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オートコンプリートは、同じ文字を何度も入力するような場合に、最初の1文字(かな)を入力するとその列から同じものを検索して入力候補を表示し、入力文字列に該当したときにEnterキーを押すだけで入力できる機能です。 既入力セル下の空白セルで最初の1文字を入力すると、左図のように入力候補が表示されます。同じ読みの文字があるときは続けて文字を入力すると該当文字があるとき表示します。 |
2 ショートカットメニューの「リストから選択(K)」 |
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ショートカットメニューの「リストから選択(K)」は、入力セルと同じ列に入力されている文字の中から、異なる文字列のみをリストとして表示し、入力文字列に該当する文字列をクリックするだけで入力できる機能です。 既入力セル下の空白セルで右クリックしてショートカットメニューを呼び出し、「リストから選択(K)」を選択すると、左図のようなリストが表示されますので、該当する文字列をクリックします。 |
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入力規則によるリストは、予め入力セル範囲に入力候補を登録しておいて、入力時にリストを呼び出して入力する方法です。 入力候補登録方法には、直接入力候補データを入力する方法(中図上(1))と、予め入力候補(中図左)をシートに入力しておいて、セル範囲を指定する方法(中図下(2))があります。 |
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1 入力規則リスト設定方法 |
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ワークシートの入力候補リスト設定範囲を選択してから、メニューの「データ(D)」、「入力規則(L)」を選択し、「設定」タブの「入力値の種類(A)」下にあるボックス(左上図)の▼ボタンをクリックします。 メニューで「リスト」をクリックすると「元の値(S)」(上図中)のボックスが表示されます。 (1) 入力リストの候補を直接入力するとき 元の値ボックスに候補文字列を入力します。このとき、文字列と文字列の間に「,(カンマ)」を入力します。入力終了後、「OK」ボタンをクリックします。 (2) 入力候補リストをワークシートから読み込むとき 元の値ボックスの赤い矢印をクリックするとダイアログボックスが折りたたまれ、入力範囲指定待ちの状態になります。 入力候補リスト登録範囲(上図の場合はセルD1からセルD5まで)をドラッグすると元の値ボックスにセル範囲が表示されます。元の値ボックスの赤い矢印をクリックするとダイアログボックスが元の状態に戻りますので、「OK」ボタンをクリックします。 2 入力規則リストによるデータ入力 上図の右端が入力規則リストが設定されたセルの画面です。 設定範囲のセルにカーソルがを置くと、▼ボタンが表示されますのでクリックして入力候補を呼び出し、該当文字列をクリックすることによりデータが入力されます。 |
入力規則には、大きく分けて2つの機能があります。1つは、IMEツールバーの日本語入力モードの設定、2つ目がセルに入力できる値の制限です。 | |
3 入力モードの設定 |
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左図がIMEツールバーです。 |
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A列に、かな・漢字混じり、B列には半角カナ、C列に数値のデータを入力しようとすると、列が変わるごとにIMEモードを切換える必要があります。このようなときには、予めIMEモードの設定を行います。 IMEモードの設定とは、IMEツールバーの左端にある「あ」の部分を自動的に変更して、入力モードを切換える処理のことです。 設定方法は、設定する列(セル範囲)を選択してから、メニューの「データ(D)」、「入力規則(L)」を選択します。次に「日本語入力」タブの「日本語入力」ボックス(左図)の▼ボタンをクリックして、入力モードをクリックし、「OK」ボタンをクリックします。 |
4 セルに入力できる値を制限する |
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セルに一定範囲の数値や日付、時刻しか入力できなくするには、入力規則で条件を設定します。入力規則の設定で指定できる入力値の種類は左下図の内容です。 設定方法は、設定するセル範囲を選択してから、メニューの「データ(D)」、「入力規則(L)」を選択します。次に「設定」タブの「入力値の種類(A)」ボックス(左図)の▼ボタンをクリックして、入力種類をクリックすると、右下図のようにダイアログボックスが変化しますので、条件の設定を行い、「OK」ボタンをクリックします。 下図は、「入力値の種類(A)」で「整数」を選択し、「最小値(M)」を 1 、「最大値(X)」を 12 「データ(D)」を最小値と最大値の間(次の値の間) に設定したものです。 |
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5 データ入力時にメッセージを表示する |
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入力規則が設定されているセルの上にマウスがポイントされたときに、右図のようにメッセージを表示して、入力時の注意事項や入力できる値の範囲を表示することもできます。 |
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メッセージの設定方法は、設定するセル範囲を選択してから、メニューの「データ(D)」、「入力規則(L)」を選択します。 次に「入力時メッセージ」タブの「セルの選択時にメッセージを表示する(S)」チェックボックス(左図)にチェック(レ)がオンになっているかを確認し、「タイトル(T)」、「メッセージ(I)」欄に表示する文字を入力し、「OK」ボタンをクリックします。 左図は、「タイトル(T)」に「月の入力」、「メッセージ(I)」に「 1 」から 12 」までを入力したもので、右上図がセルでの表示内容です。 |
6 指定された値の範囲外のデータが入力されたらエラーメッセージを表示する |
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上記「2 セルに入力できる値を制限する」の入力規則が設定されているセルで、設定された条件の範囲外の値が入力されたときに、右図のようにエラーメッセージを表示して、再入力をさせることができます。 |
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エラーメッセージの設定方法は、設定するセル範囲を選択してから、メニューの「データ(D)」、「入力規則(L)」を選択します。 次に「エラーメッセージ」タブの「不正なデータが入力されたらエラーメッセージを表示する(S)」チェックボックス(左図)にチェック(レ)がオンになっているかを確認し、「スタイル(Y)」(マークの種類)を指定し、「タイトル(I)」、「エラーメッセージ(E)」欄に表示する文字を入力し、「OK」ボタンをクリックします。 |
上図は、「スタイル(Y)」で警告マークを選択し、「タイトル(T)」に「入力誤り」、「メッセージ(I)」に「数値が誤っています。
」を入力したもので、右上図が誤った数値を入力したときの表示内容です。 |
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● 一度入力するとすべてのワークブックで利用できます。 ● リストの最初の文字を入力して、オートフィル(ドラッグによる複写)すると、登録された順に文字列を自動入力できます。 ● 文字列の登録順にソートができます。 ● 入力候補リストを任意に選択できません。 |
1 ユーザー設定リストの登録 |
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リストを登録するには、メニューの「ツール(T)」、「オプション(O)」を選択して、「オプション」ダイアログボックスの「ユーザー設定リスト」タブをクリックして行います。 上図の「ユーザー設定リスト(L)」欄最上行の「新しいリスト」をクリックすると、右にある「リストの項目(E)」欄にカーソルが移動して項目の入力待ちの状態になります。 項目データの登録には「リストの項目(E)」欄に直接文字列を入力する方法と、予めワークシートに登録されているデータを読み込む方法の2通りがあります。 |
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(1) 直接入力による項目登録 |
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登録する項目を「リストの項目(E)」欄に1件入力するごとにEnterキーを押して必要なだけ入力したら、「追加(A)」ボタンをクリックすると「ユーザー設定リスト(L)」欄に登録されますので、「OK」ボタンをクリックします。 | |
(2) 読み込み(インポート)による項目登録 |
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「リストり取り込み元範囲(I)」ボックスの赤い矢印をクリックすると、ダイアログボックスが折りたたまれ、入力範囲指定待ちの状態になります。 ワークシートに登録されているリスト範囲をドラッグすると「リストり取り込み元範囲(I)」ボックスにセル範囲が表示されます。ボックスの赤い矢印をクリックするとダイアログボックスが元の状態に戻りますので、「インポート」ボタンをクリックしてから「OK」ボタンをクリックします。 |
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2 ユーザー設定リストによる入力 |
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ユーザー設定リストに登録されたデータをセルに入力するには、まず、最初の入力セルにリストの先頭項目を入力し、セルの右下隅にマウスポインタを合わせてマウスポインタが「+」の形になったら必要なだけフィル(ドラッグによる複写)をすれば登録した順番に項目が入力されます。 | |
3 ユーザー設定リストの変更 |
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ユーザー設定リストに登録されたデータの変更は、次の手順で行います。 1. メニューの「ツール(T)」「オプション(O)」を選択して、「ユーザー設定リスト」タブをクリックします。 2. 「ユーザー設定リスト(L)」で変更・修正したいリストをクリックすると、「リストの項目(E)」欄にリストが表示されますので、項目の変更・修正を行います。 3. 変更・修正が完了したら、「追加(A)」ボタン、「OK」ボタンをクリックします。 |
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4 ユーザー設定リストの削除 |
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ユーザー設定リストに登録されたリストの削除は、次の手順で行います。 1. メニューの「ツール(T)」「オプション(O)」を選択して、「ユーザー設定リスト」タブをクリックします。 2. 「ユーザー設定リスト(L)」で削除したいリストをクリックすると、「リストの項目(E)」欄にリストが表示されますので、「追加(A)」ボタン、「OK」ボタンをクリックします。 なお、削除できるリストは、ユーザーが登録したリストだけで、既定のユーザー設定リストは削除することができません。 |
1 修正する場所 |
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データの修正は、セルまたは数式バーで行います。左図上が数式バー、左図下がセルです。 | |
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(1) セル内での修正
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修正するセルをダブルクリックして、データを修正します。 | |
(2) 数式バーで修正 |
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修正したいセルをクリックすると、数式バーにデータが表示されますので、数式バー上の修正箇所をクリック又はドラッグしてから修正します。 |
2 修正方法 |
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(1) 文字の一部分を修正 |
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文字の部分修正 | 修正する文字をドラックして正しい文字を入力します。 |
文字の一部を消去 | 消去する文字をドラッグして「Delete」キーまたは「Space」キーを押します。 |
カーソルの前の文字を消去 | 「BackSpace」キーを消去文字数分押します。 |
カーソルの後の文字を消去 | 「Delete」キーを消去文字数分押します。 |
文字の挿入 | 挿入位置でカーソルをクリックして、そこから文字を入力します。 |
(2) 文字の全部を修正 |
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● セル内で修正するときは、セルをクリックしてそのまま正しい文字を入力します。 ● 数式バーで修正するときは、文字をすべてドラッグしてそのまま正しい文字を入力します。 |